
どうも!リッチーです!
投資をこれから始める方、また投資をすでに始めようとしている方にとってNISAを知らない人はおそらくいないはず。
もちろん、中にはこれからNISAについて勉強しようと思っている方もいるかもしれません。
NISA制度を活用する上で覚えて欲しいことがあります。
NISA制度も使い方次第で損をする可能性がある!



え!そうなの!?
投資をする上では絶対に活用した方がいい制度とは聞くけど、それは知らなかった…



そうなんだ!
意外かもしれないけれど、NISA制度にも意外な落とし穴があるんだ!
NISA制度で損しないためには何を気をつけるべきなのでしょうか?
今回は、投資初心者のかたをターゲットにしっかりと解説していきます!
NISAとは〜わかりやすいNISA制度の仕組み〜
本題に入る前に、まずはNISA制度とはどのような制度なのかを紹介します。
NISA制度について知っている人も、復習と思ってぜひ目を通してみてくださいね。



NISAってよく聞くけれど、どんな制度なの?



NISAとはこんな制度だよ!
NISAとは、「NISA口座」での取引に対して、税金が免除されるという仕組み
金融庁 NISA特設ウェブサイト



ふむふむ?



株取引だと、利益に対しておよそ20%の税金がかかるんだ。
NISA制度を使うと、その税金が免除されるってわけ!



ほ〜!
それはすごい制度だ!
通常、株取引での利益(配当金、値上がり益など)については、所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%の計20.315%の税金がかかります。
NISA口座での取引では、この税金が優遇、つまり免除されるのです。
投資での利益に対して非課税になる制度こそが、「NISA制度」なのです。



税金がかからないってことか!
これは投資する上で活用しない点はないな!



そうなんだ!
投資による利益が非課税になる夢のような制度が「NISA」だよ。
投資家にとって、NISA制度を活用するというのは基本中の基本と言っても過言ではないのです。
NISA制度について、さらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
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NISAで損をしないために!



NISAって損することあるんだ!



もちろん!
あくまでNISAも投資だからね!
せっかく非課税になるNISA口座を使っているのに、その恩恵を受けられないのでは意味がありません。
NISA制度を使うことで、逆に損をしてしまうこともあり得るのです。
もちろん、ここで紹介することを守れば必ず損をしないというわけではありません。
そのことだけはしっかり頭に入れておきましょう。
- 売買のタイミングをはからない
- 短期的な利益を狙わない(投機ではなく投資)
- 出口戦略をしっかりと持つ
売買のタイミングや短期的な利益を狙わないという点に関しては、今回の主題ではないので省略します。
なぜ投機ではなく投資をおすすめするのか。
詳しくは「投資と投機」に関する以下の記事をご覧ください。
では、なぜ「出口戦略」が重要なのか。
出口戦略について詳しくみていくこととしましょう。
「出口戦略」とは?
では、出口戦略とはなんでしょうか?
軍事用語で戦場から兵を引き揚げる際、人命や物資の損失を最小限に抑えるための撤退作戦。
コトバンク



うん、で?



投資においての出口戦略とはこれとはちょっと違うんだ。
投資における出口戦略とは、投資した金融商品をどのようにするのか。
つまり、どのタイミングで売却するのか。
これこそがNISA制度で最も重要な出口戦略になります。



え…?
たったそれだけ?



たったそれだけのように思えて、意外にしっかりしていない人が多いんだ!
では、なぜNISAでは特に出口戦略が重要なのかを見ていこう!
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NISA制度の出口戦略
NISA制度の出口戦略は、つみたてNISAか一般NISAのどちらで資産運用しているかにより異なります。
とはいえ、共通する部分もあるので、まずは共通する出口戦略を見ていくことにしましょう。
NISA制度に共通する出口戦略
NISA制度に共通する出口戦略は下記の通り。
- 非課税期間内に売却する
- 非課税期間終了後に課税口座で運用する
まずは非課税期間内に売却するという方法。
自分の中の目標金額を達成したり、お金が必要になったりした時に売却するということが考えられるでしょう。
この時、利益が出ていれば非課税口座の恩恵を受けることができるでしょう。
そして2つ目は、非課税終了後に課税口座で運用するという方法。
非課税口座で運用していたものを、非課税期間が終了後に課税口座に移す方法となります。
こちらは、後ほど詳しく説明しますが、下手をすると課税口座ではあり得ない損失を被ることとなります。



ヒェぇぇぇ!怖い!!
一般NISA
一般NISAの場合は、これらに加えて「ロールオーバー」をすることが可能。
詳しく解説するとかなり長くなってしまうので、詳しくは下記の記事をご覧ください。
簡単に説明すると、NISA期間終了後にもう一度NISA制度を始めるということ。
詳しくは先ほどの記事を読んでみてくださいね。
つみたてNISA
つみたてNISA特有の出口戦略としてこれといったものはありません。
しかしながら、つみたてNISAでは非課税期間が長いので、しっかりと出口戦略を考えていないとNISAの恩恵をあまり受けられません。
つみたてNISAの出口戦略について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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NISAの注意点〜損失を抱えていた場合には要注意!〜
NISAの非課税枠で運用していた金融商品が非課税期間終了前に損失を抱えていた(元本割れしていた)場合には要注意となります。
この場合、非課税の恩恵を受けられないだけではなく、非課税口座で運用していることがかえって不利になってしまう場合もあるのです。



どういうこと?
ひとつ例を紹介することにします。
NISAの非課税枠で100万円分の株式を所有していたとしましょう。
しかし、NISAの非課税期間終了前に元本が80万円となっていたとします。
この場合には20万円の含み損となるわけです。
非課税になるのは、利益が出ている場合なのでこのまま売却しても非課税の恩恵を受けられないのは当然です。
そして、NISA口座で注意すべきなのは、このように含み損を抱えている場合になります。
課税口座で運用を続ける場合、NISA口座から課税口座に移した時点での資産額が元本とみなされます。
今回の例で言うと、80万円の元本となるわけです。
つまり、課税口座に移した後に100万円に資産が増えた場合、20万円の利益とみなされてしまいます。
本来ならば税金はかかりませんが、NISA口座から非課税口座に移したことにより、本来発生しないはずの20万円に対する税金が発生してしまうことになるのです。
NISA制度で利益を最大化するはずが、通常なら抱えないはずの損失を抱えてしまっては非常にもったいない!
だからこそ、繰り返しNISA制度における出口戦略の重要性を説いているのです。
NISA制度を最大限活用するには
今回は、NISA制度を活用する上で欠かせない「出口戦略」について詳しくみてきました。
NISA制度を活用する上では、それぞれのNISA制度の特徴を理解するとともに、しっかり出口戦略を意識しなければなりません。
どちらのNISA制度を活用するにしろ、明確な計画性を持つことが一番のポイントです。
投資額はいくらにするのか、NISA期間終了後はどのようにするのか、といったことを事前にしっかり考えておく必要があります。
ここを疎かにすると、暴落などで大きな損失を抱えてしまう可能性があります。
そうならないためにも、しっかりとした「出口戦略」を持った上でNISAを活用して投資を行うようにしましょう。
→NISA制度についてはこちらから
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